日本キリスト教団 鴻巣教会(こうのす きょうかい)のホームページにようこそ!
鴻巣教会は、1890年(明治23)に創立した今年で134年の歴史をもつプロテスタントの教会です。 創立以来、この地にあってイエス・キリストの愛と福音を宣べ伝え続けています。そして、何よりも聖書の「神の言葉」の恵みを大切にする教会です。 また、1947年(昭和22) に「教会付属鴻巣英和幼稚園」を設立し、77年に渡り幼児教育を通して地域に奉仕をして来ました。尚、鴻巣市内では最初に開園した幼稚園であり、多くの卒園生がいます。そして2022年9月に園舎を新築し、幼保連携型認定「英和こども園」としての歩みを新たに始めました。 主日の礼拝、教会学校、聖書と祈りの会、その他の集会等、お子さんから大人まで、どなたでもお気軽にお越しください。 |
2024年度 年間聖句 |
「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父 のもとに行くことができない。」 ヨハネによる福音書14章6節 |
2024年12月8日 午前10:30~11:50
待降節 第二主日礼拝】聖 書 旧約:イザヤ書 53章6~12節
新約:ヨハネによる福音書 14章1~14節
説 教 「真理、道、命で主の誕生」
説教者 長村亮介牧師
讃美歌 13、240、571、27、
教会学校 日曜日 午前9時20分より
・小さなお子さまから、小学生まで。
・神さまからのメッセージを聖書を通して聞く。少しホッとするひとときです。
・就学前のお子様でも保護者の方とご一緒にどうぞ。
(幼児教育の長い先生が、育児についてのご相談も伺います。)
・中学生になったら、ぜひ-大人の礼拝にどうぞ。
(幼児が多いので中学生は大人の礼拝へ)
※聖書・讃美歌は教会に備え付けがあります。
・献金は神さまの恵みへの感謝で、それぞれの自由でいたします。
・お車での来会も歓迎です。日曜は園庭に駐車をしていただけます。
・障害者用トイレがあります。バリアフリーになっています。
・何かご不明のことがあれば、教会までお電話・メールでお問い合わせください。
・駐車場は、目名挙センタ方面にに少し進んだ「カラオケ館」をごりようください。
とびうお通信:№.21
「老いという人生の門口」
牧師・園長 長村亮介
「人生の扉」
春がまた来るたび ひとつ年を重ね
目に映る景色も 少しずつかわるよ
陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く
気がつけば 五十路を 越えた私がいる
信じられない速さで 時が過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ
I say it's fun to be 20
You say it's great to be 30
And they say it's lovely to be 40
But I feel it' nice to be 50
満開の桜や 色づく山の紅葉を
この先いったい何度 見ることになるだろう
ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ
I say it's fine to be 60
You say it's alright to be 70
And they say still good to be 80
But I'll maybe live over 90
君のデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ
I say it's sad to get weak
You say it's hard to get older
And they say that life has no meaning
But I still believe it's worth living
But I still believe it's worth living
(作詞・作曲 竹内まりあ)
この曲は2007年の9月31日にリリースされた。計算すると、彼女が42才のときの作品になる。それから17年を経た今、彼女自身は、どのようにこの歌を聴くのだろうか。わたしも17年前は48才だった。
若いからと言って充実してばかりでもないが、それでも17年後の自分と比べると、羨ましい限りだ。今の私にとって、年をとると言うことは、失うことだ。体力はもちろんのことだが、この17年の間に、わたしの両親も妻と妻の家族も、みんな召されてしまった。残っているのはガンの手術後、懸命に生きている妹だけである。歌詞の中に「愛する人たちのために生きてゆきたい」とあるが、それは愛する人たちが居てくれるから言えることで、そうでない者は生きがいを消失する。このまま年老いて本当に一人になったら、これからどうやって生きて行こうという不安が募る。妹とは冗談交じりに、決して先に逝ってはいけないと、互いに牽制している。
少子高齢化の進む今、わたしのような孤独な老人が増える。家族というのは空気のようなもので、居るときは当たり前だが、居ないとなると途端に息苦しい。
この両の腕に抱えた寂しさを、どのようにして「色褪せたデニム」のように豊かなものにして行くか。それがこれからのわたしの課題だ。これは夢のようなことかも知れないが、寂しさを生きることが、人生を豊かさに繋がるようにしたい。これまで生きて来た経験や知識を傾けて、これからの老いを生きる。そのために、これまでの人生があったのだと思いたい。
ブラウニングの「ラビ・ベン・エズラ」は次のように始まる。
「ともに老いてゆこうじゃないか!
最高の人生はまだ先にある、
人生の最後、そのためにこそ最初は作られたのだから。
われらの運命は神の御手のうちにこそある。
神は言われる『私は生涯の計画を立てたのだが、
若さはその半分を示すのみ、神を信頼し、すべてを見て、恐れるな』と。」
(訳:富士川義之 岩波新書)